- 2023年12月に発売されたドスパラの15.6インチ ゲーミングノートパソコン
- 第12世代 Core の性能重視型と GeForce 3050 という一世代前の構成
- そのぶん安く、それでいて性能は現行機レベルで、コストパフォーマンスに優れる
こんな人にオススメ!
- 安くてコスパの良いゲーミングノートPCが欲しい人
- 10万円台前半で多用途に使えるノートPCを探している方
- うるさ過ぎないゲーミングPCを求めている人
(提供元:株式会社サードウェーブ)
今こそ旧パーツ搭載機も狙い目
2023年末、新型CPU「第14世代 Core」と「Core Ultra」が登場し、話題となっている。
ビデオカードも最新型の GeForce 4000 シリーズが主流となった。
だが、新型が登場すると、こう思う方も少なくないはずだ。
「今こそ値下がりする旧型がお買い得だ!」と。
今回取り上げる GALLERIA RL7C-R35N は、価格の下がった一世代前のCPUとビデオカードを搭載し、リーナブルに組み立てられた、型落ちパーツによる新製品というユニークなゲーミングノートPCである。
CPUは前世代の第12世代 Core だが、性能重視型で、同クラスの第13世代 Core と大差はない。
ビデオカードは GeForce RTX 3050 で、一世代前の下位クラスだが、GTX 1600 シリーズと違い DLSS などの新技術を利用できる。
価格は税込119,980円と、ゲーミングノートとしてはもちろん安い。
1年前はこれが主流だったのだから、それをこの値段で買えるのは、今だからこそだ。
※2月中に税込149,980円に大幅に値上がりしました。ただ、コストパフォーマンスとしてはまだ悪くはありません。
だが、現行のゲーミングマシンとして通用するのか、心配な方もいるだろう。
今回は、そんな性能面からレビューしていきたい。
パーツ性能
処理性能(CPU)
GALLERIA RL7C-R35N は CPU に Core i7-12650H を搭載している。
2022年に登場したノート用 第12世代 Core の性能重視型(H)で、標準型(P)や、省電力型(U)より高い性能を持つ。
性能重視型のノート用CPUは第12世代と第13世代の性能差が少ないので、第12世代 Core でも遜色ない能力がある。
Core i7-12650H は、Core i7-12700H や Core i7-13700H よりもコアが少なく、価格が少し安いタイプだが、大差はない。
コストパフォーマンスに優れ、同型の第13世代 Core の製品がない(Core i7-13650H はない)ことも、この CPU が採用されている理由だろう。
コア構成は性能重視のPコアが6、効率重視のEコアが4の、10コア16スレッド。
Core i7-12700H や 13700H はPコア6、Eコア8の14コア20スレッドであるため、Eコアが4つ少なくなっている。
ただ、ゲームに重要なのはPコアの方なので、ゲーミング性能にはほとんど差はない。
Core i7-12650H は内蔵グラフィック機能も旧式だが、本機はビデオカードを搭載しているため、その点の影響もない。
なお、本機には ターボ、スタンダード、オフィス という3つの動作モードが用意されていて、ボタンでいつでも切り替えられる。
電源の左にあるのがモード切替ボタン
ランプの色で現在のモードを判別可能
本機の動作モードはこの3種類
ハイパワーなCPUは消費電力と発熱が大きく、バッテリーが早く消耗し、騒音の増加も招くが、動作モードを切り替えればバッテリーを長持ちさせながら静かに使うこともできる。
以下はターボモードでベンチマーク(性能測定)を行った結果だ。
他のノート用CPUとの比較グラフにはスタンダードモードとオフィスモードの測定結果も含めている。
Core i7-12650H(ターボ)
Cinebench 2024 の測定結果
・マルチコア性能(Cinebench R23、10分測定)
Core i7-13700HX:20000
Ryzen 7 7840HS:15500
Core i9-13900H:13700
Core i7-13700H:13500
Core i7-12700H:12500
Core i7-12650H:12100(ターボ)
Core i5-13500H:12000
Core i7-12650H:11200(スタンダード)
Ryzen 5 7535HS:10500
Core i7-1360P:9700
Ryzen 7 7730U:9600
Core i7-12650H:9300(オフィス)
Core i7-1260P:8700
Core i7-1355U:7000
Core i7-1165G7:5800
Ryzen 3 7330U:4950
Celeron N4100:950
・シングルコア性能(Cinebench R23)
Core i7-13700HX:1850
Core i7-13700H:1850
Core i7-1360P:1820
Core i7-12700H:1810
Core i5-13500H:1780
Ryzen 7 7840HS:1760
Core i7-1260P:1735
Core i7-12650H:1730(全モード共通)
Core i7-1355U:1720
Core i7-1165G7:1500
Ryzen 5 7535HS:1480
Ryzen 7 7730U:1430
Ryzen 3 7330U:1370
Celeron N4100:380
※近年の全CPUとの比較は こちら をご覧ください。
マルチコアの測定結果は約12100。
Core i7-12650H の標準的なスコアで、ノートPCとしてはかなり優秀だ。
シングルコア性能は約1730で、こちらも悪くないが、このCPUの標準的なスコア(1800)より若干低い。
意外なことに、本機のターボモードは思ったほど負荷をかけていなかった。
測定中はずっと65Wの電力で動いており、最高115Wまで出せるCPUなので、かなり控えめ。
シングルコアが少し低いのはこのせいだろう。
しかし、おかげで動作音も少なめで、性能重視型のCPUだと50db以上の騒音を出すノートPCが多いが、本機はターボモードでも45db前後と、パワーに対してそれほどうるさくない。
本機はターボブーストをかけないため、急に音が大きくなることもない。
コア温度も65℃前後と、低めで安定していた。
スタンダードモードだと電力は55Wとなり、マルチコアのスコアは約11200。
少し下がっているが、ターボモードとあまり違いはない。
コア温度は55℃前後まで下がっていて、高負荷時でもかなり静かである。
そしてオフィスモードは高負荷時でも35Wで動作し、マルチコアのスコアは約9300ほど。
これでも常用に十分な能力であり、しかも本機のシングルコア性能はどのモードでも変化がないので、オフィスモードでも目立った性能低下は感じないだろう。
音はほぼ無音となり、バッテリーも長持ちするはずだ。
総じて、無理にパワーを出していないのが好印象。
コスパ重視で、スペックがウリの製品ではないからだろうか?
ゲーミングモデルらしからぬ、高い性能と静音性を両立したノートPCだ。
以下はパフォーマンスモードで行った、パソコン測定ソフト PCMark10 の結果。
こちらはターボモードとオフィスモードの結果を並べている。
PCMark10:ターボモード
PCMark10:オフィスモード
基本的な処理や事務作業の速度は文句ない数値。
表計算の評価は1万を越えており、アプリ起動速度も速い。
基本の処理において、ターボモードとオフィスモードの差はほとんどない。
画像加工や映像関連については、オフィスモードだとビデオカードの性能が下がるため、若干の速度差がある。
ただ、これもオフィスモードで問題なく作業を行えるレベル。
本機はゲーミングモデルだが、一通りの作業を快適にこなすことができるだろう。
グラフィック性能(GPU)
本機はゲーミングノートなので、グラフィック性能が一番重要だ。
搭載する ビデオカード はノートPC用の GeForce RTX 3050。
2022年に登場した、GeForce 3000 シリーズの中ではもっとも下位に位置する製品。
ビデオメモリは4GB。
基本性能は GeForce GTX 1650 と GTX 1660Ti の中間に位置する。
よって下位クラスである 1600 シリーズ並みということになるが、それでも GeForce RTX 3000 シリーズであるため、新技術 DLSS を利用でき、対応タイトルなら描画を高速化できる。
また、本機は動作モードによってビデオカードの速度が変わり、ターボモードなら GeForce GTX 1660Ti よりも高い性能を発揮していた。
以下はベンチマーク(性能計測)ソフト 3D Mark:TimeSpy の結果と、他のノートPC用ビデオカードとの比較グラフだ。
※ゲームパフォーマンス予測の1080pは解像度1920x1080、1440pは2560x1440。
Ultra は最高画質設定であることを示す。
・3D Mark: TimeSpy(ノート用GPU)
GeForce RTX 4070 Laptop:12000
GeForce RTX 3080 (note):12000
GeForce RTX 3070 (note):10400
GeForce RTX 4060 Laptop:10300
GeForce RTX 4050 Laptop:8500
GeForce RTX 3060(note):8350
GeForce RTX 3050(note):5600(ターボ)
GeForce RTX 1660Ti(note):5550
GeForce RTX 3050 (note):5200 (スタンダード)
GeForce RTX 3050(note):4900(オフィス)
GeForce GTX 1650(note):3400
Iris Xe(第13世代 Core 内蔵):1800
Ryzen 5 6600U(CPU内蔵、RDNA2):1600
Iris Xe(第11世代 Core 内蔵):1400
Core i3-1115G4 (CPU内蔵、Intel UHD):700
Ryzen 3 7330U(CPU内蔵、Vega 6):580
※近年の全グラフィック機能との比較は こちら をご覧ください。
ノートPC用 GeForce RTX 3050 の標準的なグラフィックスコアは4850前後。
だが、本機のターボモードなら 5600 ほどのスコアが出る。
なぜなら、ノート用 GeForce RTX 3050 の TDP は 35W~80W なのだが、本機のターボモードは 95W を投入していたからだ。
明らかにオーバークロックである。
こうなると温度が気になるが、ベンチマーク中のGPU温度は最大65℃程度で、しっかり冷却が効いているのか、むしろ低めだった。
おかげで動作音も、小さいとは言わないが、ゲーミングノートとしては少ない。
では、実際にゲームがどのぐらい動くのか?
以下はターボモードで測定した各ゲームの動作速度の一覧だ。
※解像度は1920x1080。動画は検証機で録画したものですが、再生速度は30fpsです。
・モンスターハンターライズ
高画質の戦闘中で90fps前後。
常時60fpsを越えるため、とても快適にプレイできる。
144Hz のリフレッシュレート(モニターの描画速度)も相応に活かすことができる。
・アーマードコア6
最高画質で40~70fps。平均で45fpsほど。
60fpsを越えることは少ないが、30fpsを下回ることもほとんどない。
普通に遊べる速度だ。
・エルデンリング
最高画質で40~60fps。平均で50fps。
重いゲームだが、最適化が進んでいるのか、意外と60fps近い速度が出ていた。
上限が60fpsのゲームなので、十分な速度と言える。
・龍が如く 7 外伝
最高画質だと30~55fpsほど。
しかしこのゲームは DLSS に対応しており、これを ON にすると 80~110fps、平均90fpsで動くようになる。
よって高画質で快適に遊べるが、付属ソフトの GeForce Experience をアップデート後、そちらで最適化の設定をしておかないと、DLSS を ON にできなかったことを付記しておく。
・ストリートファイター6(ベンチマーク)
最高画質(HIGHEST)だとバトル中に60fpsに届かないシーンが散見される。
最終スコアは86点で「問題なくプレイできます」と評価されるが、このゲームは60fpsに届かないと動きがたまにスローになって対戦に支障を来たすので、問題ないことはない。
一つ下の画質(HIGH)ならほぼ60fpsで、こちらなら大丈夫。見た目はほとんど変わらない。
動作モードを変えた場合、ターボで5600だったグラフィックスコアが、スタンダードは5200、オフィスだと4900に下がる。
ただ、ノート用 GeForce RTX 3050 の平均スコアは 4850 なので、オフィスモードのスコアが本来の性能とも言える。
TimeSpy スタンダードモード
TimeSpy オフィスモード
オフィスモードだとGPU温度は60℃以下まで抑えられ、ゲーム中はCPU温度も50℃程度になるので、動作音はかなり小さい。
それでいて本来のグラフィック性能は発揮できるので、画質をやや控えめにすれば、ほとんどのゲームを快適に、静かに遊べるだろう。
本機のオフィスモードは、静音ゲーミングノートPCと言っても良いレベルだ。
ストレージ(記録装置)とメモリ
ストレージ(データ記録装置)には容量 500GB の が使用されている。
カスタマイズで 1TB や 2TB の製品に変更することも可能。
1TB への増量なら+5000円で済むので、私的にはこれがお勧めだ。
試用機に搭載されていたのは、米インテルのSSD開発部門が、韓国のSKハイニックスに売却されてできた新会社 Solidigm(ソリダイム)の こちら の製品。
安価なSSDとして、最近人気になっている。
以下はベンチマーク(性能測定)ソフトで速度を計測した結果だ。
標準設定での測定
NVMe SSD 設定の測定
※テスト結果は製品と異なる可能性があります。
読み込み約3500MB/s、書き込み約1650MB/sという性能は、ほぼメーカー公称値通り。
1TBの製品にすると公称値で読み込み4125MB/s、書き込み2950MB/sになり、容量に加えて速度も上がる。
ランダムアクセスは低く、NVMe SSDで本来可能な同時処理が行われていない。
ただ、インテルのSSDは前からそうだったので、この製品に限った話ではない。
高速な製品とは言えないが、インテルのSSDは寿命や耐久性に定評がある。
ソリダイムになってもその特徴は引き継いでいると思うので、長く安心して使えるだろう。
メモリは DDR4 を16GB搭載している。
最新の DDR5 ではないが、ゲームは DDR5 の恩恵は少ないので、安価な DDR4 の方がコスパ重視のこの機種にはマッチしているだろう。
もちろん2本のメモリにデータを分散して高速化するデュアルチャネルで動いている。
32GBに増量した場合、価格は+13000円となる。
外観
デザインとモバイル性能
天板はグレーで、GALLERIA の白いロゴマークが刻印されている。
表面には強めの梨地加工が施されており、サラサラした触り心地。
内部はグレーとブラックの配色で、キーボードはダークグレーになっている。
ゲーミングモデルなのでキーボードをカラフルに光らせることができるが、ライトをオフにしたり、控えめな色にすることも可能だ。
発光パターンは数種類用意されているが、キー単位の色調整はできない。
ガレリアの標準的な天板
内部もグレーでオーソドックスな外観
サイズは15.6インチノートの標準的な大きさで、横は約36cm、縦は約24.4cm。
ゲーミングモデル(ビデオカード内蔵)のため厚さは24~28mmあるが、重さは約2.1kgで、ゲーミングノートとしては軽い方だ。
ACアダプタの出力は150Wで、重さはコード込みで約520g。
相応の重さだが、以前に見たドスパラの同クラスのアダプタより薄くて軽く、改良されているのがわかる。
A4とセミB5との大きさ比較。持ち出しには向かないが、屋内移動は苦にならない
ゲーミングノートなのでそれなりに大きなACアダプタ。でも軽量化は進んでいる
インターフェイス(接続端子)は、右側面にUSB(5Gbps)が2つと、SDカードリーダー。
左側面にはUSB(2.0)と、イヤホン&マイクの個別のジャックがある。
側面に USB-C はないが、左右にUSBがあり、かつ右側に2つあるため不足感はない。
背面には miniDispayPort、USB-C(10Gbps)、HDMI、有線LAN、電源端子があり、USB-C はデータ転送のみ対応。
高速な端子はないが、価格を考えると妥当なところだろうか。
左側面。マイクとイヤホンは共用ではない
右側面。USBが2つあるのが便利
無線通信は Wi-Fi 6E と Bluetooth 5.3 に対応。
内蔵バッテリーは46Whで、公称のバッテリー持続時間は6.7時間。
もちろんゲーミングモデルなので、フルパワーで使っていると短時間で消耗するため、コンセントに繋げての使用がメインとなる。
ただ、オフィスモードで使えばそれなりに持つはずだ。
なお、本機の裏面には大きな通風孔が開いている。
網のすぐ向こうに2基の冷却ファンとヒートパイプがあるので、毛の長いブラシと掃除機でホコリを取ることもできるだろう。
モニター / キーボード など
15.6インチのモニターには台湾の液晶メーカー Innolux の非光沢パネルが使用されている。
解像度は一般的な 1920x1080、発色を示す sRGB比 も約66%で標準的。
視野角は全方位89度とかなり広いが、コントラスト比は 1000:1、輝度は 250nit と、際立った性能ではない。
ただ、ゲーミングモデルなのでリフレッシュレートは144Hzと高い。
グラフィック品質を調整してゲーム側を144fps以上で動くようにすれば、特に対戦型のゲームで有利に戦うことができるはずだ。
また、リフレッシュレートが高いと普段のカーソルの動きも滑らかになるので、他の作業もしやすくなる。
描画速度(Hz)以外は普通のモニターだが、見た感じ映りは悪くない
ヒンジの最大角度は50度ほどで、やや大きめに開ける
カメラはHD画質(約100万画素)で、マイクが備わっているのでWEB会議などは可能だが、特に会議用の機能や、顔認証/指紋認証と言ったセキュリティ機能はない。
コスパ重視なので、これらの追加機能はできるだけ省かれている。
サウンドは Sound Blaster Cinema 6+ というイコライザー(音響ソフト)が備わっている。
なかなか良い音が出ており、相応の深みや広がり、低音の強さがある。
また、調整によって自然に高音や重低音を強化することができ、おそらく Sound Blaster の下位のイコライザーだと思うが、悪くない印象だ。
キーボードは15.6インチのノートパソコンなので、広さに余裕があり、横3桁のテンキーも付いている。
数値入力がしやすいため、表計算など、各種の作業でも活用しやすい。
カーソルキーも小さいタイプではなく、他のキーと同じ大きさがあるため、ゲームでの使用はもちろん、画像加工ソフトなどでも便利。
ただ、右シフトキーの位置が左にズレているので、人によっては気になるかもしれない。
キーボード外観。キーの側面が白い
キーのすき間が大きめでミスしにくい
テンキーがあるのは日本のゲーミングノートの長所。事務でも活用できるだろう
タイプ感は、ボタンを押しているようなポチポチ系の感触だが、あまり硬くない。
柔らかめのタッチでもタイプでき、一方で反発は強く、リズミカルに打ち込める。
また、本体に厚みがあるからかキーストローク(深さ)は相応にあり、指に来る衝撃も強くない。
打ちやすさを感じるキーボードだ。
キーボードバックライトは前述したように好みの色に光らせることができる。
キーごとの色指定は行えないが、七色に自動で変わっていく設定なども用意されている。
タッチパッドはサラサラした触感で、サイズも大きく、使いやすい。
また、左上をポンポンとダブルタップするとパッドの ON/OFF を行うことができる。
OFF のときにはランプが付くので、見た目でもわかりやすい。
ボタンはないが、今どきのパッドは押し込まなくてもいい操作で扱うので、問題はないだろう。
キーボードが光るのはゲーミングのお約束。もちろん暗所での作業の補助にもなる
タッチパッドは大きいほど指がはみ出づらいので、使い勝手が良くなる
総評
ここ最近、日本の主要なBTOメーカー(マウスコンピューター、ドスパラ、パソコン工房)は、低価格のゲーミングパソコンに力を入れているようだ。
販売方法を限定したり、コスパ重視のパーツを使うなど、各社が工夫を凝らしており、本機もそのひとつと言える。
ただ、さすがに今のタイミングで第12世代 Core と GeForce 3000 シリーズで安くするというのは、意表を突かれたのが本音だ。
しかし、Core i7-12650H の処理能力とコスパは、すでに知られるところ。
私的には GeForce RTX 3050 が弱いかなと思っていたが、オーバークロック的な動作モードと高い冷却で補完し、DLSS が使えるリーズナブルな機種に仕上げられている。
さらにオフィスモードが、相応にゲームができるパワーを維持しつつすごく静音設定で、ゲーミングノートは音が大きいという難点も解消。
Core Ultra や第14世代 Core なども注目だが、そんな今だからこそのコスパ重視の機種として、ゲームはもちろん、作業用ノートを求めている人にも良い製品だ。
・GALLERIA RL7C-R35N
本機は販売終了となりました。
形式:15.6インチ ノートパソコン
CPU:Core i7-12650H(10コア16スレッド)
グラフィックス:GeForce RTX 3050 Laptop 4GB
メモリ:16GB(DDR4-3200、8GBx2)
ストレージ:500GB NVMe SSD(Gen4)
モニター:解像度1920x1080、リフレッシュレート144Hz
サウンド:Sound Blaster のイコライザー
通信:Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
モバイル性能:約2.1kg、バッテリー46Wh、公称6.7時間
その他:3つの動作モード
定価:税込149,980円
※詳細はドスパラ公式サイトをご覧下さい。
※仕様・価格は時期により変更の可能性があります。