【 現在のゲーミングパソコンの選定基準 】

  • CPU は新型の Core Ultra か Ryzen シリーズ
    • Core Ultra 200(Arrow Lake)や Ryzen 9000(Zen5)などの新世代CPUを優先
  • ビデオカードは基本 GeForce RTX 4000 か 5000 シリーズ
  • 高価すぎないもの。GeForce RTX 5070Ti 以下の製品が中心
  • 機能と価格のバランスが良く、信頼とサポートのあるメーカーであること

今月は GeForce RTX 5000 シリーズ搭載機3つ、Ryzen X3D 搭載機2つ、安価なデスクトップ機3つ、ゲーミングノート4つを紹介しています。

【2025年7月の動向と更新案内】
7月20日に GeForce RTX 5050 が発売されました。
GeForce RTX 4050 のデスクトップ用はなかったので、デスクトップPCでは久々の廉価モデルの最新版です。
ノートパソコン用の GeForce RTX 5050 Laptop もすでに搭載機が登場しています。

性能はほぼ GeForce RTX 4060 と同等。 ただ AI による最適化の最新版 DLSS 4 が使えます。
DLSS 4 対応タイトルなら性能以上の速度アップを見込めますが、最新ゲームを重視しないなら 4060 の方が安くてお得。

ともあれ、あくまで廉価型ビデオカードであり高性能とは言えません。
当サイトでは GeForce RTX 5060 と 5060Ti を中心にリストアップしています。

※一般のノートパソコンのおすすめは こちら のページをご覧ください。
※価格は2025年7月20日時点のものです。セールは終了していることがあります。
※製品リンクにはアフィリエイトが含まれています。

おすすめゲーミング デスクトップ

  1. G-Tune DG-I7G70

  2. G-Tune

    定番構成のゲームPCがセール

    処理速度 10
    3Dゲーム 9
    冷却 9
    使い勝手 7
    拡張性 5
    外観 7
    コスパ 7
    価格:
    289,800円 (8/6まで。定価39万)

    マウスコンピューターの主力ゲーミングPC「G-Tune」の GeForce RTX 5070 搭載モデル。
    CPU も新設計である Arrow Lake の新型モデル Core Ultra 7 265 を搭載しており、高い処理能力を備えています。
    水冷クーラーを備え、メモリも標準で32GB搭載、ガラスパネルや発光ファンも選択できます。

    8月6日まで「ビッグサマーセール」でなんと10万円引き、約29万円となっています。
    GeForce RTX 5060Ti より安いというお得な状況。

    近年、マウスコンピューターは品質管理を強化し、BTOメーカーとしては珍しい3年保証を実現しており、信頼性もより高くなっています。

    基本仕様

    Core Ultra 7 265(Pコア8/Eコア12)、240mm水冷クーラー、GeForce RTX 5070 12GB、メモリ 32GB DDR5、NVMe SSD 1TB、電源 750W BRONZE、幅19.4x高40x奥41、Thunderbolt 4、Wi-Fi 6E、注文時 HDD/SSD を追加可、マザーボード B860

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  3. GALLERIA XA7C-R56T Intel Core Ultra/RTX5060Ti 16GB搭載

  4. GALLERIA

    最新の主力構成モデル

    処理速度 10
    3Dゲーム 7
    冷却 8
    使い勝手 7
    拡張性 8
    外観 6
    コスパ 8
    価格:
    254,980円(税込)

    ドスパラの主力ゲーミングモデル「ガレリア」の GeForce RTX 5060Ti 搭載モデル。
    GeForce RTX 5060Ti はようやく出てきたメインストリーム(主流)と言える製品で、価格と性能のバランスに優れます。
    CPU は最新世代である Arrow Lake の Core Ultra 7 265F で、この組み合わせが2025年 夏の大定番と言えるでしょう。

    ドスパラのデスクトップPCは拡張性に優れ、ストレージの増設スロットが多め。
    上級者ならオーバークロックも可能で、あとから手を入れたい人に向いています。
    もちろん、構成に対する価格の安さも大きな魅力です。

    基本仕様

    Core Ultra 7 265F(Pコア8/Eコア12)、GeForce RTX 5060Ti 16GB、メモリ 32GB DDR5、NVMe SSD 1TB、電源 650W BRONZE、幅22x高48x奥44、注文時 NVMe SSD/HDD/SSD を追加可、マザーボード B860

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  5. LEVEL∞ M-Class LEVEL-M58M-225F-RKX

  6. LEVELθ M-Crass

    NEW! 最新のコスパ重視構成

    処理速度 7
    3Dゲーム 6
    冷却 7
    使い勝手 6
    拡張性 7
    外観 8
    コスパ 8
    価格:
    204,800円 (税込)

    パソコン工房の一回り小型の新ケース「LEVEL∞ M-Class」を用いた新モデル。
    中間性能のCPUの新型 Core Ultra 5 225F を使用し、ビデオカードには GeForce RTX 5060 を用いた、コストパフォーマンス重視の構成です。

    CPU に安めの Core i5 や Core Ultra 5 を使い、ビデオカードにお金をかけるのはコスパ重視のゲーミングモデルの伝統的なやり方です。
    GeForce RTX 5060 はメモリが 8GB なので高解像度で処理の低下が生じることがありますが、解像度が標準的な 1920x1080 であれば動作に問題はありません。

    LEVEL∞ M-Class は従来のゲームPCケース(R-Class)より一回り小型ながら、LEDファンによって美しく彩られ、透明のガラスサイドパネルを採用、ホワイトカラーも選ぶことができます。

    基本仕様

    Core Ultra 5 225F(Pコア6/Eコア4)、GeForce RTX 5060 8GB、メモリ 16GB DDR5、NVMe SSD 1TB、電源 550W BRONZE、幅20.6x高41x奥43、注文時 NVMe SSD/HDD を追加可、マザーボード B860

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Ryzen 7 9800X3D 搭載機

  1. G TUNE FG-A7G7T

  2. 新型 G-Tune フルタワー

    新生 G-Tune お披露目

    処理速度 9
    3Dゲーム 10+α
    冷却 10
    使い勝手 7
    拡張性 8
    外観 9
    コスパ 5
    価格:
    469,800円 (6/4まで、定価50万)

    20周年を機にリブランドを実施した、マウスコンピューターのゲーミングモデル「G-Tune」の大型フルタワーモデル。
    刷新された筐体に最新上位のビデオカード GeForce RTX 5070Ti と、人気のゲーム用CPUである Ryzen 7 9800X3D を搭載。
    価格はさすがに高いですが、標準でメモリ32GB、ストレージ2TB、高級電源、大型水冷クーラーを備えています。

    アルミ製の新ケースは赤と黒のカラーリングで、水冷クーラーのものも含めて7つの発光ファンを持ち、ガラスパネルも備えた、装飾性を重視したものとなっています。
    G-Tune はカスタマイズPCとしては拡張性がやや低めですが、本機に関しては背面側に2機分の HDD/SSD マウンタ(収納器具)を備えるなど、ストレージの増設はしやすい設計です。
    標準で3年の保証期間を持ち、品質と信頼性も重視されています。

    基本仕様

    Ryzen 7 9800X3D(Zen5、8コア、ゲーム向け積層キャッシュ)、360mm水冷クーラー、GeForce RTX 5070Ti 16GB、メモリ 32GB DDR5、NVMe SSD 2TB、電源1200W PLATINUM、幅24x高51x奥50、DVDドライブ・無線LANあり、NVMe SSD 追加可、マザーボード B650

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  3. GALLERIA XA7R-R57T 9800X3D搭載

  4. GALLERIA

    ゲーマー向け X3D 搭載機

    処理速度 9
    3Dゲーム 9+α
    冷却 9
    使い勝手 7
    拡張性 8
    外観 6
    コスパ 7
    価格:
    319,980円(税込)

    ドスパラの Ryzen 7 9800X3D + GeForce RTX 5070 搭載のゲーミングモデルです。
    Ryzen 7 9800X3D は積層キャッシュと呼ばれる技術が採用された AMD のゲーム向けCPUで、ゲームタイトルによりますが、3D描画の速度がより高速化します。

    ビデオカードが GeForce RTX 5060Ti 以下の場合、X3D にするより、そのお金でビデオカードのランクを高めた方が良いのですが、高価な GeForce RTX 5070 以上を搭載するのであれば、より高いパフォーマンスを求める人にとっては X3D は有効な選択肢となります。
    過去モデル(Zen4 以前の X3D)はゲーム以外の処理が遅い難点がありましたが、最新 Zen5 の X3D はその問題は解消されています。

    本機は拡張性に優れ、標準ストレージの増量はもちろん、注文時には NVMe SSD 1本を含めた、計3つのストレージを追加して貰えます。
    また、本機は3本目の M.2スロット があるため、自力でなら NVMe SSD をさらに追加可能。(ただし3本目は Gen4x2
    オーバークロックなども含め「いじりたい人」にもお勧めです。

    基本仕様

    Ryzen 7 9800X3D(Zen5 8コア、積層キャッシュ)、240mm水冷クーラー、GeForce RTX 5070 12GB、メモリ 32GB DDR5、NVMe SSD 1TB、電源 750W GOLD、幅22x高48x奥44、NVMe SSD/HDD/SSD 追加可、マザーボード B650

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安価ゲーミング デスクトップ

  1. GALLERIA RM5R-R46-W

  2. GALLERIA ホワイトケース

    バランス型の良コスパゲームPC

    処理速度 7
    3Dゲーム 6
    冷却 8
    使い勝手 7
    拡張性 8
    外観 6
    コスパ 8
    価格:
    177,980円(税込)

    Zen4 世代の CPU である Ryzen 5(7500F)と、ビデオカード GeForce RTX 4060 を搭載した、コスパ重視のゲーミングPC。
    最新の Zen5 は省電力性能重視でピーク性能はそれほどでもないので、ゲームPCに使うなら Zen4 も悪くありません。
    性能は第14世代 Core i5 や Core Ultra 5 225 と同等ですが、それらより安いです。

    モンスターハンターワイルズが「中画質で GeForce RTX 4060 推奨」と発表したため、昨今のゲーミングPCはそれが基準性能となりつつありますが、本機ならCPUは十分で、ビデオカードも推奨環境(高)を満たせます。
    GeForce RTX 5000 シリーズではないので最新の DLSS 4 は使えませんが、RTX 5000 は円高の影響もあって割高なので、DLSS 4 対応タイトルでないゲームを中心にプレイするなら 4060 も良いです。

    本機はガレリアの白モデルであり、ARGB(フルカラー)対応のファンも備わっていて、前面のゲート型ライトと共に好みの色とパターンで光らせることができます。

    基本仕様

    Ryzen 5 7500F(Zen4、6コア)、GeForce RTX 4060 8GB、メモリ 32GB DDR5、NVMe SSD 500GB、電源 650W BRONZE、幅22x高42.5x奥44、ARGBケースファン、注文時HDD/SSDを1つとHDD1つを追加可

    製品ページへ レビュー

  3. NEXTGEAR JG-A7G6T

  4. NEXTGEAR

    NEXTGEAR も GF5000 に

    処理速度 6
    3Dゲーム 6.5
    冷却 9
    使い勝手 6
    拡張性 5
    外観 8
    コスパ 8
    価格:
    159,700円 (税込)

    マウスコンピューターの「NEXTGEAR」ブランドの GeForce RTX 5060 搭載モデル。
    NEXTGEAR は若者にゲームPCを安く提供するためのWEB販売限定製品です。
    CPU の Ryzen 7 5700X は Zen3 世代であり、やや古いですが、そのぶん安くて良コスパ。
    CPU を弱めにしてビデオカードを重視するのはコスパ型ゲーミングPCの定番です。

    ケースにはガラスパネルが備わり、LEDケースファンを付ければ美しくライトアップされます。
    価格は少し高くなりますが、白くて発光色を変えられるARGBファンを持つ、ホワイトモデルも用意されています。

    なお、最安の NEXTGEAR は Ryzen 5 4500 を搭載していますが、これは Zen2 世代。
    使えないことはないですが、今となってはさすがに古いので、ここではお勧めしません。

    基本仕様

    Ryzen 7 5700X(Zen3、8コア)、GeForce RTX 5060Ti 16GB、メモリ 16GB DDR4、NVMe SSD 1TB、電源 750W BRONZE、幅22x高42.5x奥41、側面ガラスパネル、RGBファンを選択可能

    シリーズ 製品ページ

  5. LEVELθ LEVEL-M17M-134F-SLX-WHITE

  6. LEVELθ

    安価ゲームPC パソコン工房版

    処理速度 5
    3Dゲーム 6.5
    冷却 7
    使い勝手 6
    拡張性 7
    外観 9
    コスパ 7
    価格:
    149,800円 (価格と評価は下記構成時)

    コストパフォーマンスとデザインを両立した、パソコン工房の安価ゲームPCの新ブランド。
    その Core i5 / Ryzen 5 + GeForce RTX 5060 搭載機です。
    マウスの NEXTGEAR とコンセプトが似ていますが、こちらは Intel Core も選択可能。
    カスタマイズが限られており、WEB販売限定ですが、そうした施策でコストを抑えています。
    黒と白のケースがあり、扉のように開けられるガラスパネルの中はLEDファンで照らされていて、見た目が美しいのも長所。

    2025年から Core i7 や Ryzen 7(Zen4 まで)、さらに GeForce RTX 4070 なども選べるようになりました。
    よって現在は相応に高額な構成も選択できます。

    基本仕様(一例)

    Core i5-12400F(6コア)、GeForce RTX 4060 8GB、メモリ 16GB DDR5、NVMe SSD 500GB、電源 650W BRONZE、幅22x高44x奥41、側面ガラスパネル、RGBファン

    シリーズページへicon

おすすめ ゲーミングノート

現在(2025年7月)のゲーミングノートは、GeForce RTX 4000 シリーズから 5000 シリーズへの移行期にあたります。

購入しやすい価格の GeForce 5000 シリーズ搭載のゲーミングノートは、これからとなります。

  1. ドスパラ GALLERIA DL9R-IG-C4A

  2. ドスパラ GALLERIA DL9R-IG-C4A

    VGA なしでも最新機なら

    処理速度 8
    3Dゲーム 4
    携帯性能 6
    液晶画面 8
    付加機能 5
    AI 第2世代
    外観 5
    コスパ 8
    価格:
    189,980円(税込)

    高性能なノートパソコン用の CPU「Ryzen AI 9 HX 370」を搭載する14型ノートPC。
    ゲーミングモデルという訳ではなく、ビデオカードは備わっていないのですが……
    Ryzen AI 9 の内蔵グラフィック機能が優秀なので、相応にゲームを動かすことができます。

    具体的には、モンスターハンターワイルズは厳しいですが、龍が如く8 や ゴーストオブツシマ などは十分に動作します。(詳しくはレビューにて)

    処理能力が高いため、事務や創作作業などもこなすことができます。
    重量も1.5kgと、一般ノートとしては標準的ですが、ゲーミングノートと比べればビデオカードがないぶん軽いです。
    モニターも3K(2880x1800)、リフレッシュレートも120Hzで、動画やゲームに向きます。
    他のゲーミングノートよりバッテリーが長持ちするのも長所です。

    基本仕様

    14型モニター(3K、16:10、120Hz)、Ryzen AI 9 HX 370、メモリ 32GB、NVMe SSD 1TB、重量1.5kg、バッテリー79Wh、顔認証、Wi-Fi 7(160MHzまで)、USB4

    製品ページ レビュー


データや価格、セールの有無は、あくまで更新時点のものです。
一般向けのおすすめノートパソコンは こちら のページで紹介しています。

CPUの性能一覧は こちら、ビデオカードの性能一覧は こちら をご覧ください。

昨今のパソコンの世代や動向については CPUロードマップ のページで説明しています。

パソコンの各評価は以下を基準に行っています。

  • 処理性能:CPUの性能です。このページの評価はデスクトップパソコンとノートパソコンを同じ基準で評価しています。よってノートパソコンはデスクトップより低めとなります。おすすめノートパソコンの基準(ノート専用の基準)とは異なるのでご了承下さい。
  • 3Dゲーム:搭載するビデオカードの3D描画性能です。これもデスクトップパソコンとノートパソコンを同じ基準で評価しています。よってノートパソコンはデスクトップより低めとなります。CAD(設計ソフト)など、3Dモデリングのあるソフトウェアにも関わります。これも一般ノートパソコンとは評価基準が異なります。
  • 冷却:CPUクーラー、ケースファン、通気性、ビデオカードの冷却の評価です。通気性の良いケースや大型ファン、水冷クーラー搭載なら高く評価しています。
  • 使い勝手:メンテナンスしやすさ、置きやすさ、スイッチの位置や端子の数などの評価です。端子が側面や天井にあり、置く場所によっては使い辛くなる場合は評価を下げています。
  • 拡張性:内部の拡張スロットやストレージの増設のやりやすさと、カスタマイズの豊富さです。中が狭くて増設スペースがない場合や、スロットが少ない場合は低くしています。
  • 携帯性能:サイズ、重さ、バッテリーの持続時間を元に評価しています。15型以上のノートPCは持ち運びに向かないので評価を低くしており、重いほどマイナスにしています。
  • 液晶画面:モニターの発色、解像度、コントラスト比、視野角、リフレッシュレートなどの評価です。ゲーミングノートのリフレッシュレートは120~144Hzを基準としています。
  • 付加機能:接続端子、顔・指紋認証、WEB会議補助機能、高速充電、ゲーミング補助機能、高級スピーカー、初期ソフトなど、備わっているハードやソフトの数と評価です。
  • 外観:独断ですが…… 見た目の良さ、デザイン性です。6を基準としています。
  • コスパ:コストパフォーマンスの良さです。価格に対して性能と機能がどの程度かで評価していますが、基本的に安いほど高くしています。