パソコンの性能を見るときに、一番重要視されるのが「CPU」です。

パソコンの「頭脳」であり、様々な計算や作業は、ここがほとんど行っています。
CPU の性能が高いほど、パソコンは速く、反応よく動きます。

よく使われている一般的な CPU は以下のものです。

Core i7:高性能。値段も高めです。
Core i5:中間性能。値段と性能のバランスが良いタイプ。
Core i3:価格が安めのタイプ。性能は下位です。
Pentium:安いタイプ。採用製品は少なめ。
Celeron:もっとも安いタイプ。安価なパソコン用。

Intel CPU ランク図

よって性能の良いパソコンが欲しいなら、Core i7 か Core i5 のものを選びましょう。

Celeron が使われているパソコンは初心者向けか学習用、もしくは安さのみを追求した製品だと考えて下さい。

Core i3 も安さ重視で、性能はそれなり。
Celeron よりはだいぶマシなので、軽作業なら普通にこなせますが、少し重い作業をやらせるともたつきます。

近年、Core i7 より上位の Core i9 も見かけるようになりましたが、高価で一般向けとは言えません。


2024年から新しい CPU として「Core Ultra」というものが登場しています。

Intel Core Ultra

Core Ultra 7 は Core i7 と、Core Ultra 5 は Core i5 と同じぐらいの性能です。
とびきり高性能というわけではないのですが、軽い作業なら消費電力と発熱をより抑えられるようになっています。

また、AI機能を内蔵していて、将来それを活用した用途に使えるかもしれません。
(2024年時点では、まだ有効とは言えないです)

ともあれ Core Ultra も、主流になりつつある、お勧めできる CPU です。


ただし、同じタイプの製品でも新しいものの方が性能は良くなり、古ければ高性能とは言えなくなります。

これは「第13世代 Core プロセッサ」というように「世代」で表され、以下のようなものがあります。
(プロセッサとは CPU のことです)

ノート用 第10世代 Core プロセッサ:2019年秋に登場、通称 Ice Lake
一般用 第10世代 Core プロセッサ:2020年春に登場、通称 Comet Lake

ノート用 第11世代 Core プロセッサ:2020年夏に登場、通称 Tiger Lake
一般用 第11世代 Core プロセッサ:2021年夏に登場、通称 Rocket Lake

第12世代 Core プロセッサ:2021年末に登場、通称 Alder Lake
第13世代 Core プロセッサ:2022年末に登場、通称 Raptor Lake
第14世代 Core プロセッサ:2023年末に登場、通称 Raptor Lake Refresh
第1世代 (ノート用) Core Ultra:2024年初頭に登場、通称 Meteor Lake

現在の主流は第13世代 Core と第14世代 Core、さらに普及中の Core Ultra。
第12世代 Core は少し前ですが、安価なパソコンではまだ使われています。
それより古い第11世代以前の製品は、もうおすすめできません。

Core i7 が使われていても、それが古い世代のものなら「型落ち品」です。
例えば Core i7 でも第11世代のものだと、第12新世代の Core i5、第13世代の Core i3 程度になります。

また、CPU の世代によって「メモリ」や「マザーボード」などの他のパーツも決まるので、前の世代の CPU が使われている場合、他の部品も旧世代だったりします。

cpu

CPU はこの様な板状のパーツです

Intel の CPU

同じ名前でも世代が違えば性能は別物

CPU には「型番」が付いていて、それで世代を判別できます。
また、同じ世代のCPUでも、いくつかのバージョンがあります。

例えば第13世代の Core i7 には以下のようなものがあります。

Core i7-13700K:愛好家向け。高額だけどより高性能。ただし消費電力と発熱が高い。
Core i7-13700:標準タイプ。こちらの方が安く、消費電力と発熱も普通。
Core i7-13700T:消費電力と発熱を軽減したタイプ。ただし性能も抑えられている。

つまり同じ世代の Core i7 でも、全部同じではありません。
種類が多いのでチェックするのは大変ですが、できれば型番も見ておきましょう。

型番の4桁目と5桁目の数字で、世代が解ります。
「Core i7-9700」なら第9世代で、「Core i7-11700」なら第11世代。

3桁目の数字は高いほど上位で、Core i5-13500 よりも Core i5-13600 の方が少し高性能で、高価格になります。


また、CPU にはデスクトップ用とノートパソコン用があります。
一例として、ノートパソコン(モバイル)用のCPUには以下のような種類があります。

Core i7-13700H:H は性能重視。高性能ですが消費電力と発熱が多いため、ノートパソコンだとバッテリーの消耗は早くなります。
Core i7-1360P:P はノートパソコンの標準型を意味します。
Core i7-1355U:U は省電力型です。性能は控えめですが、消費電力と発熱が低く、バッテリーが長持ちします。
Core i7-10510Y:Y は超低電力タイプ。主にタブレット用です。

ノートパソコンはバッテリーを長持ちさせて、発熱も少なくする必要があるため、消費電力を抑えており、代わりに性能は低めになっています。

基本的に、性能は「デスクトップ > ノートパソコン > タブレット」だと思って下さい。

デスクトップ > ノート > タブレット

例えば、ノートパソコンの Core i7 は、デスクトップの Core i5 ~ Core i3 ぐらいの性能になります。
モニター一体型のパソコンは、中身はノートパソコンと同等です。

ノートパソコン用なのにデスクトップ用に負けず劣らずの高性能を持つ、超性能重視型(HX)のCPUもありますが、大型の冷却機構が必要で、そのためサイズが大きくなって重量も増加、音もうるさくバッテリーも長持ちしないなど、デメリットも多いです。


Core は Intel(インテル)という会社の CPU ですが、AMD という会社の CPU もあります。
AMD の主力CPUは Ryzen という名前です。

AMD Ryzen

Ryzen 7 は Core i7、Ryzen 5 は Core i5 のライバルと言えます。

AMD の製品には得手不得手があり、玄人向けと言えました。
しかし近年は性能と品質が向上しており、Ryzen を使用するパソコンも増えています。

また、安定していて安心感があるのは Intel(Core)ですが、Ryzen の方が性能に対して安く、お得な場合が多いです。

ただ、Zen2、Zen3、Zen4 と呼ばれる複数の設計(アーキテクチャ)があり、新発売のCPUなのに、中の設計は古い Zen2、みたいなケースがあります。
しかも、それを型番で判別することが難しいという難点があります。

このため、やはり Core と比べると玄人向けであることは否めません。

Ryzen 8000 シリーズと呼ばれる2024年の最新型に限って言えば、すべて Zen4 の最新設計が使われているため、実は中身は古い、みたいなことは(2024年の春時点では)ありません。

よって8000番台の Ryzen が使われているパソコンなら、初心者の方にも勧められます。


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