- 2021年4月に登場したマウスコンピューターの15.6型ノートパソコン
- ゲーミングモデル「G-Tune」の新型で、最新ビデオカード GeForce 3060 搭載
- ゲーミングノートとしては軽く、モニターも高解像度かつ高速描画
こんな人にオススメ!
- ゲームを快適に遊べて持ち運びも容易な万能ノートPCが欲しい方に
- 高い描画性能を持つゲーミングノートを求めている方
- グラフィック性能が高くて扱いやすいノートPCが必要な方
※2021年の春モデルのレビューです。
現在は最新のCPUに換装されており、性能や価格は変化しています。
(外装は変わっていません)
レビューは公正に、忖度なく行っております。
G-Tune のノートがさらに進化
「G-Tune」はマウスコンピューターのゲーミングモデルの名称だ。
日本のゲーミングブランドとしては、ドスパラの「ガレリア」と並ぶ老舗である。
その G-Tune のゲーミングノートが、新型ビデオカード「GeForce RTX 3060」の公開に伴ってバージョンアップした。
しかも中身が変わっただけではなく、より細密(2560×1440の高解像度)で、より滑らか(165Hzの高速描画)な高性能のモニターを搭載している。
これにより GeForce 3000 シリーズの新技術も余すところなく発揮でき、軽量化、カメラ位置の変更、バッテリー駆動時間の延長(公称7.5時間)など、全体的な改良も行われた。
1.7kgというゲーミングモデルとしては破格の軽量、静音モードも備わっており、持ち出しての使用や、各種作業にも活用できる。
処理性能もかなり高い、何でもアリの万能ノートだ。
価格は税込197,780円(税別179,800円)で安くはないが、性能を考えるとかなりのコストパフォーマンスで、価格以上の使い勝手の良さがある。
以下、実機の貸し出しを受けさせて頂いたので、その特徴を紹介していきたい。
外観
デザインと側面端子
天板はガンメタリック(濃灰)一色で、G-Tune のロゴがある。
G-Tune のロゴはお洒落で「いかにもゲーミングモデル」といった感じではない。
表面には細かい粒子を吹き付けたブラスト加工が施されており、指紋が付きにくく、光沢は抑えられている。
本体は軽くて丈夫な高級素材であるマグネシウム合金で作られており、軽量化に繋がっている。
濃い灰色のいぶし銀な天板
オシャレショップ系なロゴ
内部も外枠はガンメタリック、キーはブラックで、暗めのシブい配色だ。
15.6インチのモデルであるためノートとしては大きめだが、横35.5cm、縦23.6cmのサイズは、最近見た15型ノートの中ではもっとも小さい。
厚さは約2cmで、これもゲーミングモデルとしては薄い方だ。
そして重量。このクラスのゲーミングノートで約1.73kgというのは、現時点の最軽量級。
十分に持ち運びできる重さであり、一昔前の「ゲーミングモデルは大きくて重い」という常識をくつがえす本体である。
一般的な15型ノートと比べても標準的な重さだ。
キーボードには LED ライトが内蔵されており、ゲーミングモデルらしく、七色に光らせることができる。
キーボード手前にもライトアップがあり、ぜんぶ光らせればかなりハデハデな装飾を楽しめる。
もちろんライトは OFF にできるし、控えめな色に調整することも可能だ。
内部もグレー中心の落ち着いた配色
ライトONでゲーミングPCの本性を現す
右側面にはUSB(3.0)端子が2つとマイクロカードリーダーが、左側面にはUSB(3.1)が1つとイヤホン/マイクのジャックがある。
左右側面に排気口があるため、側面端子の数は少なめ。
左側のUSBはデータの送受信速度が2倍(10Gbps)の
LANと電源の端子は背部にあり、HDMI と USB-C(3.1)の端子も後ろにある。
この USB-C は映像を出力できる Alternate Mode(オルタネートモード)に対応しており、外部モニターの HDMI、及び Display Port 端子に接続すれば表示の複製や、複数画面(マルチディスプレイ)での作業を行える。
有線 LAN 端子も 2.5G BASE-T(2500。従来は 1000 BASE-T)まで利用でき、より高速な通信に対応可能だ。
無線通信も Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応しており、ルーター側も Wi-Fi 6 対応なら高速な送受信を行える。
モニター / カメラ / サウンド
本機の大きな特徴が、高解像度で高速描画の画面を搭載していることだ。
まず、画面の細密さ(ドットの細かさ)が最大 2560x1440 になっている。
一般的なディスプレイは最大 1920x1080 で、画面ドットの数は約1.8倍ほど違う。
それだけ細かく、美しい画像を表示できるわけだ。
パッと見では大きく変わらないが、3Dグラフィック表示における境界のギザギザ(ジャギー)などは、解像度が高いほど目立ちにくい。
1920x1080(フルHD、1080p)
細かい部分のドットが目立つ
2560x1440(WQHD、1440p)
窓ガラスの境界などが滑らかに
そして本機のモニターは、165Hzという高速描画に対応している。
これは1秒間に165回、画面を書き換えられることを意味しており、ゲーム側が165fps(秒間165コマ)以上で動けるなら、秒速165コマの映像を表示できる。
これにより、かなり動きの激しいシーンでも滑らかになる。
以下はコマ数(fps)の違いによる動きの差だ。(クリックで再生、画像外クリックで停止)
20fps
30fps
50fps
100fps
※100fpsは解像度100Hz以上対応のモニターでなければ反映されません。
モニターの残像軽減機能なども動きに影響します。
とは言え、多くの映像は一般的な60Hz/60fpsで見ても、高速な120Hz/120fpsで見ても大差はなく、違いを感じられる人は少ない。
120Hzと165Hzの違いになると、認識できる人はさらに減る。
では、165Hzもの高速描画に何の意味があるのか?
実はカーソルの動きや、照準の狙い、小さなターゲットの移動など、集中して見ているところの動きは、一般の人でも滑らかさに差を感じるのだ。
よって、特にFPS(銃で撃ち合う3D視点のゲーム)の場合、狙いの付けやすさに影響する。
また、人間の認識には慣れがあり、120Hzに慣れると60Hzのカーソルや照準は「動きが滑らかではない」と感じるようになる。
165Hzに慣れれば120Hzでも違和感を感じ始めるだろう。
高速描画に対応しているほど、素早く動くものを滑らかに、正確に認識できるようになる。
解像度が高く、描画速度も速いほどコンピューターには負荷がかかるため、ゲームによっては少し画質を落とさなければならないと思うが、ともあれ本機は最新ゲーミングマシンに相応しい描画速度と解像度を持っている。
なお、本機のモニターは外枠が小さいナローベゼル(狭額縁)になっており、そうでないモデルより本体サイズが一回り小さくなっている。
ベゼル(額縁)は流行りの狭小型
A4とセミB5のノートとのサイズ比較
モニターの上部には100万画素のフェイスカメラと、2つのマイクが付いている。
マウスコンピューターのノートPCには左右2つのマイクで正面の音声を正確に捉える「デュアルアレイマイク」という機能があり、特徴のひとつとなっている。
また、旧モデル(G-Tune E5-144)は画面の下にカメラがあったのだが、それが上に移動した。
下から見上げるように撮られるとブサイクに映るため、WEB会議を行っている人には重要な変更点だ。
本機は顔認証も搭載しており、カメラを見るだけでWindowsへのログインが可能。
コロナ禍の今、マスクを外さないといけない難点はあるが、とても手軽にログインできてセキュリティも安心だ。
顔認証中は赤、カメラ撮影中は青のランプが点灯する。
ヒンジは150度近く、かなり開く。開きすぎて痛める心配は少ない。
ゲーミングモデルだけあってサウンドも悪くない。
左右の底面にステレオのスピーカーを搭載しており、ノートパソコンながら相応に厚みのあるサウンドを出してくれる。
Bluetooth 5 を内蔵しているため、アダプタなしでワイヤレスイヤホンへの接続も可能だ。
「
ただし、スピーカーは低音の調整ができず、重低音を響かせることはできない。
キーボード
15.6インチのノートPCであるため、キーボードの広さ、大きさ、キーの間隔などは十分だ。
テンキーも備わっており、キーの配列も標準的。
違和感なくキータイプを行え、数値の入力もしやすい。
ただ、押し込みの深さ(キーストローク)は 1.4mm と浅く、強めの反発はあるが、板を打っているような感覚はある。
薄型モバイルノートのキーボードに似た感触だ。
スタイリッシュな角形キーボード
カーソルキーは上下が狭いタイプ
外観のところで述べたように、本機のキーボードは LED バックライトを内蔵しており、キーを光らせることができる。
付属のソフトウェア「Control Center」により、光り方や色を自由に変更することも可能。
装飾としてはもちろん、まだキーボードに慣れていない人が暗所で作業する場合にもバックライトは役立つだろう。
ゲーミングモデルは光るのがお約束
キーの文字は光を透過する
光り方は豊富に用意されている
4ヶ所の色を個別に設定可能
また、このパソコンのキートップ(キーの表面)は、ほんの少し凹んでいる。
注意しないとわからない程度だが、これにより指へのフィット感が増している。
大きめのタッチパッドにも特徴があり、左上をポンポンと叩くことで、タッチパッドの ON/OFF を手軽に行える。
そしてオフのときはライトが点くので、一目で判別ができる。
わずかだが凹みのあるキートップ
保護フィルムにはタッチパッドの説明が
キーボードは以前レビューしたマウスコンピューターの14型モバイルノート「mouse X4-R5」と同じタイプのようだ。
ただ、こちらにはテンキーがあり、バックライトの色も豊富。
真四角のキーはデザイン的にかっこ良く、ゲーミングモデルらしさもある。
パーツ性能
処理性能(CPU)と駆動モード
このパソコンにはインテル社のCPU「
主流のCPU「Core」シリーズのノートパソコン用の上位型で、「Comet Lake」と呼ばれる処理能力を重視したタイプ。
第10世代 Core シリーズの中では最後期型であり、公開は2020年の9月。
前モデル(G-Tune E5-144)が使っていた「Core i7-10875H」の改修版で、企業向けの機能を省き、速度を少し落としたものだが、性能はほとんど変わらず、価格は安くなっている。
「H」というのは性能重視型を意味し、その分ノート用のCPUとしては消費電力や発熱が大きいのだが、高密度バッテリーの使用により駆動時間は公称7.5時間と、ゲーミングモデルとしてはかなり長めで、前モデルの5.5時間より伸びている。
クロック数(速度の目安)は2.2GHz、最大で5.0GHz。
8コア16スレッドのCPUで、8つの頭脳で16の作業を同時に行える。
上位型(Core i7)なのでキャッシュ(CPU内の一時的なデータ置き場)の量も大きく、高負荷な作業を苦にしない高性能を持つ。
2021年春の時点で、まだノート用の第11世代 Core に処理能力を重視したタイプ(Comet Lake の後継)は出ていないので、一般価格のノート用CPUとしては最上位クラスと言える。
以下はCPUの測定測定ソフト CINEBENCH R23 の測定結果だ。
パフォーマンスモード時
一世代前の Core i9 を越えるスコア
マルチスレッド(複数同時作業)の測定で、スコアは約10050という高スコア。
デスクトップ用のCPUと比較すると、第9世代の Core i7-9700K がスコア9200、第10世代の Core i7-10700K が12500ほどなので、その中間になる。
上位のデスクトップレベルの処理性能だ。
メモリ(作業用データ置き場)も8GBを2つ、合計16GB搭載しており、かなり大容量。
データを2つに分散させて高速化する「デュアルチャネル」で動作している。
ただ、本機は強力なハードウェアを2つのファンで冷やしているため、駆動中の騒音(ファンの回転音)は大きい。
そのためか、全開動作の「 」、動作音を軽減する「 」、制限をかけてでも動作音を減らす「 」の3つの動作モードを備えている。
これは電源ボタンの横にあるモード変更ボタンで手軽に切り替えられ、再起動などは必要ない。
左側がモード変更ボタン
パフォーマンスモードだと模様が光る
画面にもモード変更時に表示が出る
バランスか静音かはこれで判別
ただ、高負荷時の動作音はバランスモードにしても、パフォーマンスモードとあまり変わらなかった。
性能を抑え、発熱を減らしているのは確かだが、高熱のときはやはり冷却を優先するようだ。
一方で静音モードは、顕著に動作音が減る。
このモードは性能に制限をかけるだけでなく、ファンの回転数にも上限を設けているようだ。
さらに、詳しくはグラフィック機能のところで説明するが、ソフトウェアによっては強制的に描画速度などに制限をかける。
そのためベンチマーク(性能測定)のスコアは大きく下がるが、測定中でも騒音は少なかった。
アイドル(待機)状態のときも、ほとんど音は聞こえない。
以下はバランスモードと静音モードの性能測定結果だ。
バランスモード時
静音モード時
結構はっきりした性能差が出ている。
だが、しっかり静音にしてくれるモードがあるのはありがたい。
静音モードでも多くのノートパソコンより高い処理能力を持つため、一般的な作業を行うには十分だろう。
家でゲームをやるときはパフォーマンスモードかバランスモード、外出時や軽作業を行うときは静音モードと、切り替えて使っていけるのは便利だ。
グラフィック性能(VGA)
本機は「ビデオカード(VGA、グラフィックボード)を搭載している。
この春に登場したばかりの新型ビデオカード GeForce RTX 3060 のノートパソコン用。
GeForce 3000 シリーズの中では下位だが、
3000シリーズ自体が最新の上位製品であるため、ノートパソコンとしては上のクラスだ。
ビデオメモリ(VRAM、専用データ置き場)は 6GB で、これは RTX 3060 Laptop の標準。
コストパフォーマンスに優れた価格と性能のバランスの良い製品で、現行のゲームはすべて遊ぶことができる。
3D CAD(設計ソフト)など、グラフィック機能が必要な作業用ソフトも快適に扱えるだろう。
また、 GeForce RTX シリーズには AI 学習によってグラフィック処理を最適化する「
よって 2560x1440 のモニターと GeForce RTX 3060 を搭載する本機は、GeForce RTX の最新技術を余さず発揮できるマシンと言える。
ベンチマーク(性能測定)ソフト 3D Mark:Time Spy の測定結果は以下の通りだ。
※ゲームパフォーマンス予測の1080pは解像度1920x1080、1440pは2560x1440。
Ultra は最高画質設定であることを示す。
グラフィックスコアは約8350。 総合スコアは約8450だった。
他のビデオカードだと、グラフィックスコアは GeForce の GTX1650Ti で約5500、RTX2060 だと約6000、RTX2070 SUPERは約8300、RTX3070だと約10000ほどになる。
スコアだけで見れば RTX2070 SUPER と同等で、RTX 3000 シリーズの 60 としては妥当なところだろう。(すべてノート用)
最新の人気ゲーム「Apex Legends」を(2560x1440 の解像度で)試してみたところ、すべてのグラフィック設定を最高にした状態で、100~150fps(秒間100~150コマ)、平均 120fps ほどで動作した。
※fps上限を解除し、トレーニングモードで動作速度を確認
ただ、モニターの描画速度は 165Hz であるため、できれば 165fps 以上で動作させたい。
そこまでの速度が出ない場合は、ゲームのグラフィック設定を下げて調整しよう。
解像度を一般的な 1920x1080 にすれば速度はかなり上がるが、それでは高解像度のモニターが宝の持ち腐れだ。
また、前述した DLSS 機能により、高解像度による負荷はかなり軽減されているはずだ。
「ファイナルファンタジー15」のベンチマークは、高画質+高解像度(2560x1440)の測定で「快適」の評価。
必要環境が同じ「モンスターハンターワールド」も同じく快適に動作するはずだ。
高解像度での測定値
一般解像度で測定。性能比較の参考に
なお、CPUのところで述べたように、本機には3つの動作モードがある。
動作モードを変えてもグラフィック性能には影響しないパソコンも多いが、本機は動作モードに応じてグラフィック性能も変化する。
ここまでの測定はパフォーマンスモードで行っているが、バランスモード、静音モードでの 3D Mark:Time Spy の測定結果は以下の通りだ。
バランスモード時
静音モード時
パフォーマンスモードのグラフィックスコアは約8350だったが、バランスモードでは約7650、静音モードだと約5000に下がった。
特に静音モードでの下がり幅が大きいのだが……
それもそのはず、テスト中、描画速度が 30fps(秒間30コマ)に制限されていた。
この現象は「Apex Legend」でも発生し、他のモードでは 120fps や 150fps で動いていたが、静音モードにした途端にゲーム側の設定をすべて無視して、上限 30fps に固定された。
fpsは負荷に合わせて上下動するが…
静音モードは30fps強制固定
これは決して悪い訳ではない。
30fps は Play Station 2 や Play Station 3、Wii などのゲーム機の描画速度であり、PS4 でも多くのゲームは 30fps だ。
大きな違和感を感じる程の描画速度ではなく、そして静音モードにすれば高負荷なゲームでも、負荷を抑えて静かに遊ぶことができる。
ボタンひとつでそれを切り替えられるのは大きなメリットだ。
また、低負荷なゲームなら静音モードでも描画速度の固定は起こらない。
今となっては負荷の軽い「ストリートファイターV」は、静音モードでもゲーム側の上限である 60fps で動作していた。
フルパワーだとファンの音が大きいため出先では使い辛いが、強力な静音モードのおかげで、外出先でもゲームを楽しめる。
もちろんパワーをセーブする静音モードの方が、バッテリーも長持ちするだろう。
データ記録装置(SSD)
本機は標準で512GBの「NVMe SSD」を搭載している。
NVMe SSDは簡単に言うと「非常に高速なSSD」だ。
価格は高いが、従来のSATA接続のSSDより段違いの速度を誇る。
以下はベンチマーク(性能測定)ソフトで本機のSSDを測定した結果だ。
1段目の左側(読み込み)は約2500、右側(書き込み)は約1200となっている。
従来のSSD(SATA接続)は読み込み500前後、書き込みは200~500ほど。HDDだとどちらも100~150程度になる。
NVMe SSDがどれだけ高速かがわかるだろう。
もちろんゲームでも、頻繁に読み込みが発生する大規模な作品で、その恩恵は大きい。
NVMe SSDとしては、読み込み3000、書き込み2000を越える製品もあるので、速度は中間クラスと言える。
ただ、カスタマイズでもっと高速なSSDにすることも可能だ。
なお、今回の試用機には米キングストン社の製品が使われていた。
気になるのは速度より、容量の方だ。 昨今のゲーミングPCとしては 512GB は十分な量とは言えない。
内蔵のSSDやHDDを追加することはできないので、財布に余裕があるなら1TB(1000GB)以上のNVMe SSDを選びたい。
総評
高い処理性能とグラフィック機能はもちろん、高解像度で高速描画、ゲーミングモデルとは思えないの軽量など、多くの点で他のゲーミングノートより1ランク上の能力を持つパソコンだ。
もっと上位のモデル、例えば高級CPU「Core i9」を搭載していたり、上位のビデオカード「GeForce RTX 2080」や「RTX 3070」を搭載しているハイスペックモデルなら、このクラスのモニターを搭載するノートパソコンは他にもある。
ただ、そうしたものは25万円とか30万円という話になる。
20万円を切るミドルクラスの製品でありながら、165Hzで2560x1440のモニター、マグネシウム素材による軽量化を持つものは、2021年春時点では、他には見当たらない。
その意味で、このモデルは非常にリーズナブルだ。
違いがはっきりしている3段階の動作モードも、使い勝手の向上に繋がっていて良い。
GeForce 3000 世代のゲーミングノートを探している方にとって、見逃せない製品だろう。
・マウスコンピューター G-Tune E5-165
※以下は 2021年 春モデルの性能です。現在は最新構成に変わっています。
形式:15.6インチ ノートパソコン
CPU:Core i7-10870H
グラフィックス:GeForce RTX 3060 Laptop 6GB
メモリ:16GB(DDR4-2666)
ストレージ:512GB NVMe SSD
モニター:2560x1440、165Hz
通信:Wi-Fi 6、Bluetooth 5、2.5Gb LAN
モバイル性能:1.73kg、バッテリー公称7.5時間、顔認証
価格:197,780円(税込)
※詳細はマウスコンピューター公式サイトをご覧下さい。
※仕様・価格は時期により変更の可能性があります。
執筆:2021年5月29日